生田配水池展望広場にせっかく行くなら知っておきたい水のこと、生田配水池深堀りガイド

【雑記】

218段の階段!夜景スポット!生田配水池展望広場は地元の人たちの憩いの場となっています。初めて訪れる方はもちろん既に何回か訪れた地元の方にもこの施設について詳しく知る事ができる生田配水池深堀りガイドです

生田配水池の事はもちろん大切な水の事、ちょっとだけ詳しくなりますよ。

展望広場紹介

2016年に整備された生田配水池展望広場は都心から多摩方面へ向かって初めて多摩丘陵の丘が始まる地点と言う好立地から、新宿副都心やスカイツリーなど都心の夜景が郊外から楽しめる夜景スポットになっています

夜景だけじゃなく日中に行っても標高約90mの高さから都心を遠望する景色はなかなかのもの

また隣接する「生田ふれあいの森」は小田急線の向ヶ丘遊園と読売ランド間に整備が進む「東生田自然遊歩道」の一部にもなっており春になると桜を楽しむこともできる地元の人たちの憩いの場として親しまれています。

展望広場から新宿副都心方面を眺める

道路から展望広場に至るルートには石畳風の遊歩道の坂道ルートと心臓破りの218段・階段ルートの2つのルートがありますが健脚自慢の方でなければ遊歩道の坂道ルートがおすすめです。

遊歩道の坂道ルート
心臓破りの218段・階段ルート

右手の林から野鳥の鳴き声が心地良い遊歩道の坂道を登っていきます

生田ふれあいの森へと続く階段
石畳風の美しい遊歩道が続く

展望広場に到着。都心一望の景色は冒頭の画像の通り。後ろを振り返ると生田配水池。

サンシャイン60からスカイツリーまで、展望広場の景色案内
生田配水池

混み具合:私達が行った日は平日の昼下がりでしたが5組ぐらいの来訪者の方を見かけました。天気の良い休日はそこそこ混んでいるかもしれません

施設名 川崎市営 生田配水池展望広場
住所 神奈川県川崎市多摩区生田5-30-1
休日、営業時間 休日無しフルタイム入場可
入場料 無料
交通アクセス 小田急線「生田駅」下車徒歩14分
駐車場 無し
施設の詳細情報

マップ

(東京方面から)世田谷町田線(津久井道)を「生田歩道橋」交差点で右折、坂を上り切り生田小学校を過ぎて左手


生田配水池 深堀りガイド

展望台が出来たきっかけ

2016年に生田配水池展望広場は新たに出来ましたが、それは展望台から50m眼下にかつて存在した「生田浄水場」の廃止がきっかけなんです。2014年度川崎市上下水道局の「水道事業の再構築計画」によって「生田浄水場」の廃止が発表されました。

「生田浄水場」は川崎市唯一の貴重な自己水源であり、日本全国でも数少ない川や湖の水をいっさいブレンドしないさく井群(井戸)で汲み上げたピュアな100%地下水をを水源とする浄水場であり配水対象の住民からは大変惜しまれながらの廃止となりました。

展望台から50m眼下の生田浄水場跡地

多くの場合、浄水場には配水池という浄水した水を貯水しておく施設を隣接させます。つまり生田配水池は生田浄水場の隣接施設だったのです。ですから生田浄水場が廃止となれば生田配水池も廃止という選択もあった訳なのですが、配水池には割り当ての各家庭へとめぐらす給水網も備わっていますので新たにこれを構築しなおすよりも老巧化した生田配水池を改修して使おうと言う事になりました。ただし生田浄水場からの水はもう来ませんので潮見台浄水場から生田浄水場への未使用だった連結管をパイプインパイプ方式という手法で再利用しながら潮見台配水池から生田配水池へと繋げました。

生田配水池自体も老巧化がすすんでおり全面改築工事がされる事となりました。その工事計画の際に展望台も併設される事となった様です。

そもそも配水池とは

配水池というのは浄水場で浄水された水を保管するとともに配水する為の給水網に繋がった貯水施設です。主に鉄筋コンクリート造の大規模なものを配水池といいます。同じ用途でもステンレスタンク造のものは配水タンクと呼ばれます。配水池や配水タンクは水が高いところから低いところに流れる特性を利用して配水する為、高台に設けられます。ポンプをなるべく使わないで済ますほうが停電時や機械の故障のリスクがなく電気も使わないので環境にも優しい水道なんですね。逆に廃止された生田浄水場から生田配水池への送水には高さ50mも水を汲み上げなければならなかった為にポンプを使用していましたがこれも廃止理由のひとつになってしまいました 。

生田配水池には災害発生時に給水車に給水を行う事ができる施設も備わっています。大地震で断水になってしまったらここから給水車が水を補給して私たちの元へと運んできてくれます。

生田配水池 奥のソーラーパネルの下に鉄筋コンクリート製の巨大な貯水池があります
災害時給水地点 ここから給水車へ給水

かわさきの水について

生田浄水場が惜しまれながら廃止となった主な理由は何十年も前に市と県が策定した水の供給量の計画に対して実際の需要量が策定した当時にくらべてあまり伸びてこなかった為に浄水場が供給過多になってしまった為です。さらに生田浄水場の施設は総じて古く大規模な改修も必要としている時期でもありました。

生田浄水場の水は100%地下水であり、川崎北部の水は美味しいという事で知る人ぞ知る隠れた人気の水だった事もあり配水されていた地域の住民からは存続の請願が出されましたが残念ながら市の財政を鑑み生田浄水場は廃止されてしまいました。

現在の生田配水池は潮見台配水池と長沢浄水場に併設された長沢配水池に接続され水が供給されています。

このうち川崎市自前の水道は長沢浄水場に併設の長沢配水池からのもので潮見台配水池は県水である西長沢浄水場から給水を受けた水道です。西長沢浄水場は県水(企業団)の施設ですが実は西長沢浄水場には併設する潮見台浄水場という川崎市の浄水場がかつてはありましたが生田浄水場の廃止よりも先にこの潮見台浄水場も廃止になっています。ただし併設する潮見台配水池は現在も稼働しております。

従いまして現在の飲み水としてのかわさきの水道は長沢浄水場と県水である西長沢浄水場の2か所が供給しています。

長沢浄水場の水源は相模川水系であり、西長沢浄水場(県水)は相模川水系および酒匂川水系を水源としています。

それでは生田配水池展望広場行ってらっしゃいませ

水道って日ごろ当たり前過ぎてあまり考えた事もなかったのではないでしょうか。 生田配水池の事、水道の事少し身近に感じる事ができましたでしょうか。

ちょっとしたお出かけにも予備知識はあるに越したことはないですものね。それでは生田配水池展望広場、行ってらっしゃいませ。

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