日本流のおかしなミニマリストに走る前に読んでおきたいミニマリストの正体!それは大量消費時代の悲しき仇花

日本流のおかしなミニマリストに走る前に読んでおきたいミニマリストの正体!ミニマルな暮らし、シンプルライフそんな言葉が何故いま憧れの対象になるのか。ミニマリストとは何者なのか。突き詰めると見えてくるもの、それは大量消費時代の悲しき仇花、青春時代に誰にも訪れる反抗期の様なもの、高度マーケティング社会へのレジスタンス



1.1.は自己紹介です。内容だけ読みたい方は1.2.流行りのミニマリストを分類しちゃおうから読んで下さい

なにを隠そう私は限定的エゴイスティックミニマリストだ

私は限定的エゴイスティックミニマリスト

とか言っても何の事か読者のみなさまにはさっぱりわからないでしょう

簡単に言うと私は男ひとりやもめに暮らす者であり、この手合いはほぼみんな限定的エゴイスティックミニマリストなのです

なにが限定的なミニマリストなのか、それは自分の興味の無い物にはとことん冷たくそして興味もなく購買意欲のイの字もハナッから全くない点

それでいて興味を持つ物や今を快適過ごすにはあらゆるムダをも押しのけて浪費を厭わない二重性をもつところがエゴイスティックなる所以なわけです

これは私だけではなく40-50代男は少なからず持っている特性なのです

それが女房子供無しとなるとさらに過激になるはご想像できるでしょう

そしてそれにも増して私個人の性格として、収集癖の様なものは特になく興味の対象も株であったりでおよそ物質商品に対する執着がとてもとても薄いのです

そして掃除片付け料理が苦手である

掃除片付けが苦手な人間がくだらない雑貨やら細かな食器類やら家具やらをやたら買ったらその後どうなるかは自分でもよ~く解ってる

なのでこれらの興味の対象でないものは極力というかほぼ絶対に買い足さない主義なのです

自分の掃除片付け料理の能力のキャパシティシィを上回る物の量があってはならないのです

なので買い足さないわけですから最初に買う時はとにかく厳選します、例えば皿一枚買うのに途方もなくあれこれ考える。考える基準はズバリこれだけです

いかにこの一枚でありとあらゆる食のシーンを賄える形状であるか

ミニマリストってそもそもアメリカの富裕層が発祥で、そのココロは

「このモノがありふれた、欲しいものはいくらでも手に入る時代に逆に厳選された必要で良いものだけに囲まれてシンプルに暮らす事に新たな幸せを感じる」

どうやらネットで調べるとこれなんですね本来のミニマリストの定義って

私はこの本来の定義に対してやってる事は同じだが境遇と動機と目的が違う

私はそんなに富裕層では無いし、動機が掃除片付け料理な点、それと物が少ない事自体には幸せは感じない、ましてやこまめに捨てるべきものは捨てる事がそもそもできないズボラ人間なのだ

しかし私にはどうしても消えない違和感があるのだ、それは

それでも今日本で流行ってるミニマリストってのよりはよっぽど捨てれない私の方が本来の定義に近いのではないかと

じゃあ一体日本で流行ってるミニマリストっていったい何なんだろう

流行りのミニマリストを分類しちゃおう

日本で流行ってるミニマリストって一言で言ってもその追求する方向によっていろいろタイプがありますが

ともの
ともの

ちょっと私なりに断捨離する物を定規にして仕分けしちゃいます

日本人ミニマリスト仕分け

  1. テレビ、冷蔵庫、洗濯機のいわゆる3種の神器までをも断捨離する徹底派
  2. ベット、ソファー、ダイニングぐらいまでは断捨離するシンプルライフ派
  3. 食器や雑貨、衣類ぐらいをを厳選して片付けを重視するライト派
  4. とにかく不要なものを売ってお金にする事を何よりも尊いとする拝金主義派

こんな感じで4つに分けてみました、断捨離するもので括ったのはあくまで物を基準にしないと客観的な評価がし辛いだろうと思ったからです

では早速見て行きましょう

1のテレビ、冷蔵庫、洗濯機のいわゆる3種の神器までをも断捨離する徹底派

まあテレビはもはや3種の神器に入らない!入れるならスマホかパソコンだろというご意見もあるでしょう。解ります、テレビは旧3種の神器ってことで入れましたがここの考察では除外して考えましょう

なんで冷蔵庫、洗濯機までいらないのか

私も実際に冷蔵庫、洗濯機無しで何年も暮らした事があります。コインランドリーに通い冷蔵冷凍ものは一切買い置かない生活ですね

しかし実際それで暮らして冷蔵庫洗濯機が無い事の喜びや幸せを感じた事は一回もないですハイ

これをわざと持っていた冷蔵庫洗濯機を捨てて(売って)まで無い方を選ぶというのは経験者から見て変人の域でしかありません

20-30代の男性にいるんでしょうかね、このタイプ

まあここまでやるとブログやYOUTUBEやってる人なら十分すぎるほどにネタになるのでこれで有名であったならば間違いなく売名行為、名もなくここまでやっているならばもはや病気でしょう

でも売名行為や病気って元々買うお金が無いかつての私の様な貧乏学生さん等の事ではありませんからね(^^

2のベット、ソファー、ダイニングぐらいまでは断捨離するシンプルライフ派

この辺りがブログ主さんでよく見かける宗派でしょうか

まあこの辺までなら十分に一般の人からも理解は得られるのでしょう。ただし本来のミニマリストの考えである良いものだけに囲まれた生活というよりもより物を減らして空間を広くしたすっきりした生活に大きくシフトしてる人も多いのかな、掃除が苦手で家具をあまり置かない私と根本的理由が近い

30-40代の女性に多いんでしょうかねこのタイプ

良いものだけに厳選して永く使うというところはすっぽぬけてる人が多そうですね

私も決して富裕層ではないのですがかつて5年間で6回引っ越した経験から、安かろう悪かろうで姿だけは大きな物は決して買わない事にしたのです、何故って引っ越しの際に必ず捨てる事になるゴミ予備軍だから、または引っ越ししないでいるとそのうち壊れてゴミ家具になるから(捨てれない人の防衛策)

この辺の事はウチのサボテンがいろいろとしゃべってますのでご興味の方はこちらどうぞ

3の食器や雑貨、衣類ぐらいをを厳選して片付けを重視するライト派

この辺はブログ主さんというよりは読者さんが多そうですね、上の2の宗派のブログ主さんに憧れて始めようとする方々でしょうか

または不要なものをきちんと捨てて綺麗でさっぱりとした暮らしに憧れてるだけのごく普通の人たちも多そうです

20-30代の女性シニア世代の女性に多いんでしょうかねこのタイプ

どうか日本式ミニマリストの宗教、病気のおかしな領域にまで行くのはおもいとどまる事を祈ります

4のとにかく不要なものを売ってお金にする事を何よりも尊いとする拝金主義派

これは4つの分類の中でも最も論外な連中

もはやミニマリストでもなんでもない

ただの別な宗教です、これでミニマリストで有名なら単なる詐欺師です

流行りのミニマリストを科学すると見えて来るもの

ここからは何故こんな日本流のミニマリストがでてきたのかを科学していきたいと思います

「ハダカにしちゃうぜミニマリストさんよぉ!」(バラエティ番組の掛け声風)

モノをたくさん売りたい側から見てみよう

会社が商品を売るのには宣伝は欠かせません。お金をかけて宣伝するからにはよりよい効果が期待できる宣伝をしたいのは当然ですね

ではより良い宣伝とはどんなものか、それは商品の購買ターゲットにズバリ直撃訴えること、これは無差別宣伝に比べてはるかに効率が良い

ズバリ直撃訴えるにはどうするか

ターゲットの特性(年齢性別ライフスタイル)を絞り込んでターゲットの活動範囲のド真ん中にターゲットが最も目を引くしつらえをした宣伝を放り込む

このターゲットの事をF1層とかF2層とか言うのを聞いた事がある方も多いでしょう

ターゲットの分類と呼び名

・F0層 [Female-0] 女性13~19歳
・F1層 [Female-1] 女性 20~34歳
・F2層 [Female-2] 女性 35~49歳
・F3層 [Female-3] 女性 50歳以上
・M1層 [Male-1] 男性 20~34歳
・M2層 [Male-2] 男性 35~49歳
・M3層 [Male-3] 男性 50歳以上

メディアレーダーhttps://media-radar.jp/contents/meditsubu/f1f2f3m1m2m3より引用

F1層の特徴

F1層とは、「20~34歳の女性」を表します。消費行動が特に活発だと言われている世代でトレンドに敏感で美容やキャリアアップ等の自己投資に余念がありません。未婚が多い世代でもあり、経済力が比較的少ない世代ですが、自由にお金を使うことができます。また、最近では次々と新しくできるSNSを使いこなし流行のトレンドの最先端をキャッチ・発信する世代です。購買のみならずSNSのクチコミという媒体となり、世間に自社商材の認知を促す存在にもなるため多くの企業のターゲットにもなります。

メディアレーダーhttps://media-radar.jp/contents/meditsubu/f1f2f3m1m2m3より引用

F2層の特徴

F2層とは、「35~49歳の女性」を表します。F1層と比較すると、家庭を持ち、妻、母といった責任のある立場を任せられることが多い年代です。F2層は家計を握る傾向にあり、F2層の心理攻略は企業のマーケティングにとって重要課題です。特に大型家電や日用品などの家庭の消費はF2層と密接に関係しています。また、家庭の消費だけでなく、自己投資も惜しまない傾向にあり、エイジング美容や健康ジャンルに興味を持ちます。

メディアレーダーhttps://media-radar.jp/contents/meditsubu/f1f2f3m1m2m3より引用

M1層の特徴

M1層とは、「20~34歳の男性」を表します。若く社会人としてバリバリ働く世代です。自分の将来のために、ビジネスやスキルアップなどキャリアに関心が高く、F1層と同様に自己投資に余念がないです。また、近年の副業ブームの影響で、給与口を複数持つ人も多くなってきました。

メディアレーダーhttps://media-radar.jp/contents/meditsubu/f1f2f3m1m2m3より引用

F1,F2,M1以外のターゲット層の特徴の引用は省略します、何故ならこれらはあまり企業のダイレクト宣伝アタックの主要ターゲットではないのです(F0除く)

またF1,F2については年齢だけで女性をくくるのはもう古い、ライフコースと呼ばれる新たな括りでみるべきだ等の新しいマーケティング研究も盛んです

モノをたくさん売りたい側の会社さん達は20-40代の女性と20-34才の男性を最も落としがいのある標的とみているのです

会社さん達の標的と日本流ミニマリストから見えてくるもの

モノをたくさん売りたい側の会社さん達が標的にしている20-40代の女性と20-34才の男性

前の章で見てきた日本流ミニマリストさん達の年齢性別20-40代+シニアの女性と20-30代の男性

もうお分かりでしょうか

そうです、会社さんの標的層と日本流ミニマリスト像はかなりの具合でぴったり重なるのです

日本流ミニマリストさん達の年齢性別像は私が少ない調査から想像した面がありますので、もし実際に大規模に調査したならもっとぴたっりと重なるのではないかと予想します

ではここから何が見えてくるのか

それは

日本流ミニマリストとは高度にマーケティング手法が発達した現代にあって最もそのターゲットにされモノの購買意欲発掘に会社さん達から追い回されているF1,F2,M1層

このF1,F2,M1層から高度マーケティング社会へのレジスタンス(抵抗)を行う人達が現れ始めた

これが日本流ミニマリストの正体なのではないでしょうか

流行りのミニマリストは悲しき仇花なのか

本来のミニマリストは比較的富裕層があふれるつまらないモノにイヤ気して良いものだけに絞り込む中に幸せを感じる、まあ言ってみれば贅沢な嗜好

それに対して日本流ミニマリストとはネコに追われたネズミの窮鼠猫を噛む状態だった訳です

考えてみれば悲しき存在です日本流ミニマリスト

悲しき日本流ミニマリストに突っ走る前に会社さん達のマーケティング戦略に簡単に引っかからない事が幸せへの近道なのかもしれません

コメント すみませんが海外スパムが大変多い為手動認証してます。基本、日本語のコメントは全て認証します。