吊り橋効果はイケメン美女でしか通用しません嘘ですなんてありきたりな内容では当ブログはおわりません。当然もっともっと深堀しちゃいます。そしてどこにも書いてないもうひとつの吊り橋効果とは?これを読めばあなたはいつの間にか橋通になっていることでしょう。
吊り橋効果の嘘とは
吊り橋効果って聞いたことないよって方の為にちょっとだけご説明します
吊り橋効果とは恋愛によって好きな相手にドキドキする。これと裏返しでドキドキする事によって恋愛感情が芽生える効果とされています
吊り橋を渡る→ドキドキする→一緒に渡った異性に恋愛感情が芽生える
とまあざっくり書くとこんな感じな訳ですがどうやらこの効果はイケメン美女でなければかえって逆効果にしかならないそうです。やはり遺伝子に埋め込まれた本能はそんな小手先の事ではどうにもできないようです
恋愛How to記事に良く書かれている吊り橋効果ですがこの「ただしイケメン美女に限る」が抜けている(おそらく意図的ですね)ので吊り橋効果なんて嘘だぁって流れとなっているんですね
という訳で吊り橋効果は嘘でした。ただしこれだけで「雑食系深堀派」を自称する当ブログは終わりません。ここからみなさんにもうひとつの吊り橋効果をお見せいたします(豪語しちゃった)
もうひとつの吊り橋効果とは
ここからはワタクシ解説ロボがご解説いたします
実はこれも吊り橋なんです
みなさん吊り橋って聞くとこういうのを想像していませんか
もちろんそれはそれで正しいです。グーグルで「吊り橋」って検索すると出て来る写真はこんなのばっかりですね
こんなんだからこそ渡るだけでドキドキしちゃうワケです
しかし事実は小説より奇なり。下の橋、これも実は吊り橋なのです
吊り橋って聞いてこちらを思い浮かべるひとはまずいないでしょう
でも上の二つは紛れもなく同じ構造の「吊り橋」なのです。ちょっと驚きですね
えー?それじゃあ橋ってほかにどんなのがあるの?
おどろきついでに美しい構造の橋の数々をご紹介するロボ
トラス橋
トラス橋は3角形に組まれた鋼材で支える橋です。よく電車の鉄橋などに使われます
アーチ橋
アーチ橋はアーチ型をした鋼材や石材などで支える橋です。観光地で見る中世から近世に作られた石製の橋で下がアーチ状になっているものもアーチ橋です
吊り橋
そして今回話題の吊り橋。まあ実際こんな感じが一番吊り橋のイメージですよねやっぱり
トラスボックス複合構造
この橋はもはや特注特別仕様。日本土木工学の英知を結集した構造です。世界のどこにも同じ構造はありません。羽田空港の航路上にあり軟弱地盤でもあるこの地にはこの形しかなかったのです。お見事
これがもうひとつの吊り橋効果だ!!
これで橋の紹介は終わりロボ
おいロボここで解説終わりなの?、それじゃあもうひとつの吊り橋効果はこのねずたが説明するネズ
みなさん、上の橋の写真はどれも美しい景観を作り出していますがやはり飛びぬけて美しい橋、それはやはりこれだと思いませんか
横浜ベイブリッジに限らずですが優雅な吊り橋の中でもひときわ現代的な港湾都市空間にマッチする美しい景観を醸し出す橋
それは斜張橋
そうなんです。吊り橋にはこんな美しい現代的な橋も含まれるんです実は(広義の吊り橋)
もちろん斜張橋ではない吊り橋でもレインボ-ブリッジや明石大橋などの大規模なもの。見るものを圧倒するこれらの吊り橋の優美な曲線美も直線的な斜張橋に負けず劣らず美しいです
おわかりでしょうか。吊り橋とは実は最も美しい橋でもあったのです
で、もうひとつの吊り橋効果とは?
こんな美しい吊り橋にドライブに行ったならふたりの仲は思わぬ方向へと発展するネズ
つまりだな
深堀解説、橋の構造と有名な観光地の橋について
さてねずたがややネタぎみなもうひとつの吊り橋効果を説明してくれましたが、ここからは橋の基本的構造と世界の美しい橋の構造についてを解説しちゃいましょう
主な橋の基本構造3つを簡単解説
橋の基本構造は大きく3つ
- 桁橋
- アーチ橋
- 吊り橋
まず桁橋です。下図をごらんください
桁橋は橋の中でも最も基本の構造です。上図①の様に小川に角材を一本渡せば桁橋の完成です
⓶にある様に同じ角材でもタテに置いた方がヨコに置くよりもがぜん強い橋になります。この様に桁橋では桁のせいがとても重要になります
しかし橋の規模が大きくなったからといってせいをとても高くするのはコストがかかったり風の影響も大きくなったり自重が重くなったりします
そこで③にあるように三角形は四角形よりも安定する特徴を利用して④のトラス構造と呼ばれる架構体を桁に合体させてせいを稼ぎます。この様にしたものがトラス橋と呼ばれます
アーチ橋は昔ながら工法、つり橋は引っ張り力が命
アーチ橋は上図②の様にアーチの形状自体が橋にかかるチカラを圧縮力(材をつぶす力)に変える特性を利用した橋です。歴史的建造物にこのアーチ形状が多いのも単にデザインだけの事でしてるワケではなかったのです
吊り橋は3の様に主ケーブルから垂れ下がったハンガーロープが橋を支えます。つり橋の主ケーブルが美しくも優美な曲線美を描くのは上図のサグをとる為です。このサグは主ケーブルに加わるチカラを下げる役割を果たします。これも決してこの方が優美で美しいからではないんですね
デザインとは美しさを求めてするのではなく徹底的に機能性能を追求すると自然に美しい姿が生まれるものっだったのです
「世界一周経験者オススメ!世界の美しい橋10選」の構造は
上の観光系サイト様の記事「世界一周経験者オススメ!世界の美しい橋10選」についての構造解説
ぜひこちらのサイト様も見に行って下さいね
1、 ヴァスコ・ダ・ガマ橋(ポルトガル)
これは本記事でも最も美しい構造とした斜張橋です。やっぱり斜張橋の美しさには誰しもが惹かれてしまうようです。
2、 ハーバー・ブリッジ(オーストラリア)
ハーバーブリッジは基本的にはアーチ橋ですがアーチ部分がトラス構造になっている複合構造
3、 ポン・デュ・ガール(フランス)
アーチ構造。歴史的建造物として有名な橋はほとんどアーチ構造です。なぜアーチ橋が昔から作られているのかと言うとアーチ型がとても橋にとって良い形なのです
4、 ゴールデン・ゲート・ブリッジ(サンフランシスコ)
これは文句なく吊り橋。レインボーブリッジ等と同じ構造です。
5、 錦帯橋(日本)
アーチ橋
6位以下はやはりと言うべきか歴史的建造物としてのアーチ橋が多くの観光名所になっています
そんななかで現代建築である斜張橋やつり橋がランクインするのはいかにこれらの構造の橋の景観性が優れているかを物語っている様です
みなさんも吊り橋=ゆれて怖い山の木製橋ばかりではないのだという事がおわかりいただけましたでしょうか
わかったけど吊り橋効果が知りたいひとって橋に興味があるわけではなさそうだけど
しっ-!それを言っちゃいけないよ。例えあさっての方向にでも深掘るブログなんだから
コメント すみませんが海外スパムが大変多い為手動認証してます。基本、日本語のコメントは全て認証します。