株式市場の界隈は悲観一色。まずはリスクを低減するに越した事がない局面に見えますが私にはとある記憶に新しいトラウマが…(その3)
またトラウマかニャ、もう買っちゃえばいいニャ
リセッション不安からリセッション不可避へ
米株は戻り上値でモタモタしていたところから5月CPI発表で早期インフレ後退期待が剥落、地すべり的下げとなり年初来安値更新
今市場参加者に主流のコンセンサスは
「来年のリセッションは不可避、株はまだまだ下がる」
これになってきましたね
元々超悲観派のワタクシはあまり改めて悲観する様なものでもないワケですが1点どうしてもこれは信じないぞっていうのがあるのです
それは
「来年のリセッション~」の来年という部分
どうもいつのまにかリセッションに入る時期は来年2023年というのがコンセンサスになってしまっているのですがはたしてこれを信じていいのでしょうか
悲観派のワタクシに言わせるとNOなのです
悲観派はリセッションには今年入るとみて準備しておくべきなのです
なぜなのかを知りたい方は前回の記事ご参照くださいませ
ただそんな悲観派の予防措置としての心構えとしての2022年リセッション入り想定ですが、実際にそうなる可能性も少なからずある様な気がしてきました
どういう事かと言いますと
何故リセッションが来年2023年からとする予想がコンセンサスなのかというと前回の記事にもありましたこれですね↓
米経済は2023年にリセッション(景気後退)入りする可能性が最も高いと投資家が見込んでいることがブルームバーグの最新「マーケッツ・ライブ(MLIV)」週間調査で分かった。
回答者525人を対象に3月29日-4月1日に実施した調査によると、次の米リセッション開始は今年との回答は15%にとどまり、半数近くが来年と答えた。24年は21%、25年以降は16%だった。
https://www.bloomberg.co.jp/より引用
でみんなが最注目しているサインがこれ↓
全回答者の過半数が、長短金利逆転の中で米2年・10年国債の逆イールドを最も有力な警戒シグナルと見なしている。
https://www.bloomberg.co.jp/より引用
そして今日(6/14)はっきりと出ました逆イールド↓
ただ考えてみれば逆イールド発生から1年~1年半後にリセッションに入るアノマリーが今回そのまま通用する確率は逆に低いんじゃないかと思うのです
どこがそのままじゃないのかって言うと
今回は逆イールド発生から1年~1年半なんて先ではなくてもっと早くリセッションに入ると思う方がより理論的なんじゃないかと
なぜそう思うのかというと
- FRBの利上げは既に開始時期が後手に回ってしまった為にいつもより圧倒的に早いペースで行われる
- QTも同時に進む、かつてない大規模で
- 既に逆金融相場の特徴である長期金利の上昇が起きてしまっている
これだけのいつもとは違う要素があるのにいつも通り1年から1年半後のアノマリーが通用するのか
ワタクシにはこれらはアノマリー通りのリセッション時期をいずれも早める方向に作用するように思われるのです
現状15%の市場参加者しか予想していない今年2022年のリセッション入り
これを強く警戒しておけば今回のベア相場で買いそびれるリスクは相当減らせると思います。年内の絶好の買い場をきちんととらえられる可能性が高まるから
ただし決めつけは厳禁、あくまで警戒です
想定はしても予想はするニャって誰か言ってたニャ
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