オイルショック型高インフレとコロナバブル崩壊の同時進行!それでも金融危機が来なければ

オイルショック以来の40年ぶりの高インフレとコロナバブル崩壊を思わせるナスダックの急落、マザーズは一足早くバブル崩壊、この状況でも金融危機さえ起らなければまだ相場に居残る手段はありそう



オイルショック型高インフレとコロナバブル崩壊の同時進行、でも金融危機が来なければ

今の状況はITバブル崩壊時に酷似?

今の状況はITバブル崩壊時に酷似している、これはこれで確かであろう

片やもう一方ではオイルショック以来の高インフレが存在するのも確か

パウエル議長も「オイルショックの再来にはならない」って発言からしてオイルショックを比較対象に待ちだしている

ITバブル崩壊型なのかオイルショック型なのか、今の状況はいったいどっちなのか

今回の事態はどう考えてもどちらの要因も十分すぎるほどに持っている様にしか見えない

つまり結論は「両方」の同時進行

歴史は繰り返さないが韻は踏む

ITバブル崩壊とコロナバブル

ITバブル型といっても今回はコロナバブルと言った名称のほうがよりスッキリする

ITバブル時ほどの熱狂は無かった様に見えるけどチャートで見れば凄まじい熱狂があった

それはナスダックにおけるGAFAMとエヌヴィディア神話による熱狂、日本ではマザーズのコロナ銘柄バブル

既にマザーズのコロナバブルは泡と消えた

ナスダックの方は高値から20%を超える下落をして弱気相場入りしたとは言われるものの未だコロナショック発生前に比べてはるかに高い位置にある

流石にGAFAMとエヌヴィディア神話には好業績という実績が伴っていた為に完全に期待だけで上げていたマザーズほど薄っぺらくはない

しかしここに来てメタ(フェイスブック)とネットフリックスの業績に変調が出てきた

特にネットフリックスの方はロシア市場喪失という明確な原因があるにせよコロナバブルの終焉を予感させるのには十分だった

だがこれとてITバブル崩壊時のインテルショックほどの破壊力は無い様に見える

ITバブル崩壊時のナスダック主力銘柄群に比べて今のナスダックを支えるGAFAMとエヌヴィディアには既に実証した実績があまりにも有るのだ

そしてこれらの銘柄群がたとえ衰えたとしてもナスダック市場にはまた新たなスター銘柄が現れて世界をリードしていくだろう、これも市場参加者のコンセンサスになっていると言っていいかもしれない

歴史は繰り返さないが韻は踏む

ナスダックにおけるコロナバブルは崩壊するだろうけどITバブル崩壊時の様な完全なバブル発生以前の水準にまで落ち込む確率は低いかもしれないと見ます

オイルショックとコロナバブル

オイルショック時の低迷を今回も繰り返すのか

これもやはり

歴史は繰り返さないが韻は踏む

今回もFRBがインフレを一時的と見た事によって後手を踏んでしまったところまでは韻を踏んでいます

しかしすでにFRBは誤りを速やかに認め全力でインフレファイターに転じている

この段階ですでにオイルショックを繰り返してはいないと見ます

市場はこのインフレファイターっぷりに戦々恐々ですがここはしかたがない

私が最も怖いのはオイルショック時のような長期に渡る低迷、そして第二次オイルショックの様な2段ショック

早い事利上げにQTを進行させて早期のインフレ退治をしてほしいです、なにしろ早期、長引くのは何しろ怖い

まあここは見通しではなく願望ですが

それでも警戒は必要

で結論どういう投資行動をとっていこうかですが

基本的に日本株は既にコロナバブル崩壊後の物色に移っている様に見えます

こうした経済・企業収益環境の改善を踏まえると、ITセクターの株価の足が止まる局面では、これまで安値に放置されてきた、景気敏感セクター(日本では、設備機械や電子部品、機械部品、総合商社、海運、鉄鋼・非鉄・化学などの素材産業)を、物色しようとの投資家の動きも強まりうる。

東洋経済オンライン 2020年9月14日 「ITバブル崩壊は間近だ」と叫ぶ人が見逃す真実 より引用

上の記事2020年9月の記事なので今から約1年半前のものですが見事に今の物色傾向を読んでいますね

私はこれらの銘柄群に銀行を交えた銘柄で当面は相場に居続けようかなと思っています

海運はもう流石に今からは参戦しませんが

まあそうは言っても警戒は必要です

最も警戒するべきは金融危機の兆し

これがもし見えたら「中長期ポジションはほぼ手仕舞いしてスイングトレードのポジションのみ残す」みたいなプランを立てておくのが吉かもしれませんね



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