「キサマは犯罪者だな、両手を挙げてなかったじゃないかぁ!」
私「いやあのその今ムリなんです(汗)勘弁してくだされ~」
とかく今の世、おじさんは生きにくいのであります
お、何やら困った感じかニャ
困ったなんてもんじゃないのだ
か、肩が~、これがウワサの〇〇肩なのかぁ~!
肩が、肩が挙がらない痛い!
これはまさか?
そうなんです。セミリタイア生活に入って一年、どうやら50肩とういものになってしまった様なのであります
いやぁ40肩にはならなかったので50肩も無縁であろうなどと思っていたのは甘すぎの大甘すぎすぎなのでありました
これがウワサの40肩、50肩シリーズなるものか、た確かにこれは肩を挙げるのが苦痛なのであります
なった事のない人の為にちょっとだけインプレッションしちゃいましょう
まずワタクシの場合、両肩ともになっってしまいました何と
ネットで調べると片方の肩のみになる方が一般的な風なんですがいやはや
で、どうな感じかというとですよ、腕を水平にまで挙げたところでまずは軽い「ピキっ!」とした痛みが走ります
まるでこれ以上腕を挙げたらわかってんだろうなぁという肩からの忠告のようであります
で「ピキっ」は一過性で終わるので調子にのってさらに30度ほど挙げると「ビッキぃぃぃぃッ~~~!!」3倍増し増しの痛みが走るのであります
さすがにこの痛みはギブアップ級
しかも今度は一過性で終わらずにその後10秒ぐらいかけてフェードアウトしていくしつこさも兼ね備えちゃってるいやらしさ
これやると痛みが引くまでの約10秒間はひたすら痛みに耐えてるだけの人生となってしまうんですよ
どうですか怖いでしょう40/50肩。あなたもその内になるんですよぉ(冗談)
で一番こまるのが着替えなのです
着るときの袖をとおすのにも案外肩を酷使するのでありあますがもっと厄介なのが下着シャツ脱ぐ時
下着シャツ脱ぐ時って袖口やら背中やらにシャツがひっかかってしまいますよね。あれになるともうこちらはこれ以上肩を使えないしシャツはひっかかって前に進んでくれないしでニッチもサッチもいかない状態に陥るのですよ
もうシャツ脱ぐって時はドヨーンとした空気感に襲われちゃうのです
まさかシャツ脱ぐってだけで一大決心が必要になる日がくるとは思いもしてませんでしたよ(悲)
しかしこんな物ではなーいさらなる試練は案外家の外にあったのでありました
「両手を挙げろ!」 痛っ・・ムリだぁ~勘弁してくだされ~!!
さてセミリタに入ってすっかり電車に乗ることが減ったワタクシでもたまに乗るんですね電車
電車と言えばアレが浮かびましたか?そうです、それです
つり革
その日は日曜日でした
小田急線で登戸に着いたワタクシは目指す新宿に向けてここで急行に乗り換えようとしていました
私鉄というのは全日に渡ってとかく各駅停車は空きぎみで逆に急行となると5割ましぐらいの混みぐあい
日曜日の昼下がり、案の定座れていた各駅停車を降りたホームにやってきた急行の混みっぷりに一瞬で暗雲を感じるのであります
「ああこれは座れないどころかドア脇のポジションも無理、つり革必須の混みっぷりか・・・」
迷った
・・・・
「まあ、新宿まで20分足らずだ、なせば成るさっ」
果敢にも急行に乗ってしまったのであります
乗ったものの、込みぐあいが朝ラッシュとまではいかないまでも人と人がよっぽど注意しなければ簡単に触れてしまうぐらいの混みっぷり
で押し流される様に車内に入って行く
座席の前のつり革につかまって立っている一段。横一列ずらっと若い女性が立っていた
そこ以外の場所に行こうとすると後ろから乗ってくる人が進めなくなるほどにそこ以外のスペースは途中の通路と化しているのであります
う、その女性軍団の後ろには行きたくないぞ
行きたくない等タワケたことを言ってもワタクシには他に行くスペースは存在していないのであります
恐らく他の男性陣も同じことを思っていてそこをみんなして避けてるので後から来たワタクシにババが回る必然があったのでしょう
さ、最悪だ。この込み具合でつり革につかまれないワタクシが若い女性の後ろのポジションになってしまうなんて・・・・
ここは何が何でも身の安全を図らねばならない
身の安全とはもちろん〇漢冤罪ですねお分かりとは思いますが念の為
普通なら少し遠いつり革でも両手ホールドアップでもう安心なのですがなにしろアレですよ50肩ですよ
何とかならんかこんな時ぐらい
ワタクシはかなりのムリをしてつり革に腕を伸ばそうとするも、流石に水平から30度でヤバいのにほぼ70度がたはあるつり革まで肩をがんばらすのはムリだったのでした
しょうがない、ここは腕組みしよう。お手てナイナイで安全作りだ
女性読者のみなさん、これは大げさに書いてるワケではないのです。世のおじさんは電車でここまで冤罪被害回避に追い込まれてるのであります
そしてですよやっぱり腕組み作戦は必要だった場面は来たのです案の定
おそらくワタクシの肩さげのカバンが前の女性に当たったのか、ものスゴイ勢いで前の女性は私を振り返ったのです。今はかばんぐらい当たっても不思議は無い込み具合の中です。スワッ
ワタクシ、微動だもせず、そのまま腕組みしてます、ワザと女性と目も合わせます
女性は何か少し不満げな表情をした様にも見えましたがサヤを収めたように向き直りました
あーよかった助かった。やはり転ばぬ先の杖なのであります
それにしてもつり革につかまれず少しよろけても冤罪の憂き目にあうかもな20分弱はかなーりタフだったのでした
おしまい
自業自得ニャ。ベビーカーで満員電車がタブーな様にあんたももはや混んでる電車は既にタブーだにゃ
コメント すみませんが海外スパムが大変多い為手動認証してます。基本、日本語のコメントは全て認証します。