特急座席、リクライニング論争 「我流決着」

1年ほど前もお笑い芸人の方のツイートで話題になっていた、座席シートのリクライニングの問題。「リクライニング機能のある分全部倒したらダメなの?」

インターネット界隈では、賛否両論なようです。

筆者もよく内房、外房特急を利用するので、今回は古くて新しいこのリクライニング問題について「ともの流」で決着付けてみたいと思います。

 


特急座席、リクライニング論争 「我流決着」

 

「ともの」の持論=後ろの人のことを考えた行動をするべき

いきなり結論に近いですが、シートの構造が自己完結していない構造、つまり倒せば後ろの人に影響を与える構造な以上は後ろの人に配慮するのは標準的な日本人ならば当たり前だと思うわけです。

じゃあ、あなたは全くシートを倒さないわけね?と聞かれますと筆者の答えは・・・・常に倒しています。

となります。

この論争が終わらない理由の一つが今のやり取りの中にある受け取り方の違いだと思うわけです。

「後ろの人に配慮する」=「シートを全く倒さない」ではないのです。

シートを全く倒さなければ、自分の快適性がかなり損なわれる。しかしあまり大きく倒せば後ろの人の快適性が損なわれる。この両方をうまく満たすべく範囲の中で倒すのです。

すると倒す角度は一定の範囲になってくるのです。

恐らく筆者が特急にほぼ毎日乗っている中から他の乗客の皆様の様子を見る限り、筆者と同じ感覚の人は80%ぐらいを占める多数派だと思います(倒している角度をみればある程度解かるからです)

従って、すでに筆者と同じ感覚の方はこの先を読んでも退屈だと思います。

残り20%の人に向けた解説

まず残り20%のなかでも権利論者の方は論外です。「他者理解」というものを身につける修行をして下さい。

ただし「ともの流」ではひとつだけ権利論者の行動でもマナー違反にならないケースがあります。

それは自由席であり自分が座ったとき後ろの席はまだ空き席だった場合です。

この場合は後ろの席に座る人は著しく狭くなってしまった状態を承知でその席を自ら選んで座る訳ですから、いわば覚悟の上な訳です。

「覚悟の上とか大げさでしょ、そもそも」と仰る方もいるでしょう。

でも、そんな著しく狭くなってしまった席は実際、不人気席となり、他に席が空いている内は誰も座りません。

ここで、「権利論者」ではないにしろ、そこまで気を使う必要があるのかと、お思いの方。

あなたは、後からやって来て、シートを周囲の人と比べて、とても大きく倒した時、先人である後ろの人の席を一瞬にして上記の誰も座りたがらない不人気席へとあなたが変えてしまった事を自覚していましたか?

ここで特急なんて寝るだけのものなので全ての話が関係ないけど・・・という方は一考の余地があります。

しかし、すでに前の人に大きくシートを倒された席は自分だって嫌な席として避けたい。でも自分は後からやってきてでも後ろの人に平気でそれをやる。

これはどう考えても自己中心的なのです。

「後ろの人に配慮する」と言うのはこういった事なのです。

ただしこの論争は細かいシーン毎に行なう必要があります。これまでの話の条件はあくまで自由席の場合です。指定席では少し事情が変わってきます。

指定席の場合

指定席では先人、後から来たの意味は極めて薄いので先に座っていたのだから思いっきりシートを倒す権利があるという主張も不可です。

ただし、コレぐらいのシートの倒し角度は常識的範囲内でしょうの、角度自体はやや自由席よりも大きいのではないかと思うわけです「ともの流」。ただこれも感覚的なものでしかありません。

声かけするのもマナーなのか?

これも尽きない論争ですが、「ともの流」では声かけは指定席ならしたほうが良いかも?ぐらいの感覚です。そもそも他の人たちと同じような角度でシートを倒す分には声掛けは必要ないはずです。

ただ「倒してもいいですか」と言われても「だめです」なんて言えるはずはないのですから。

それよりも大きく倒す際にその理由を言うほうがよっぽど良いのではないかと思います。「ちょっと体調が悪いのでシート倒させて下さい」みたいな感じです。

まとめ

「ともの流」決着

後ろの人のことを考えた行動をするべきである

「権利論者」、「そこまで配慮する必要あるの派」の方々から一人でも気づきがでてくる事を願います。

 

 

 

 

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