「カシャ~ん」
叔母の退院からホーム入居までの怒涛の一日が無事終わった夜
実家に戻ってから一緒に完遂した兄貴と乾杯した、疲れたけど上手くいって良かったビールが美味い
緊張感に包まれた朝
退院のその日は朝から緊張感に包まれたスケジュールが組まれていた
なぜならホームへの前払い金がいろいろあってまだ振込できていないのだ、まず朝9:00に銀行が始まるや否や振込み手続きしてキビス返しで10:00の退院に向けた手続きをしに病院に走り込まねばならんのです
まあ流石にそれは忙しすぎるので朝イチ銀行振り込み班と病院での退院手続き班のふた手に分かれる事でそこんとこはまずはクリア
無事にふた班病院で合流し振込、退院手続き共に完了、予約した介護タクシーも時間前に既に来てくれた
予定通り10:00に叔母が車椅子に乗って病室から出てきました。久しぶりに会う叔母は思ったよりも元気そうでした
何故久しぶりに会ったのかって言うと今病院はコロナ対策で面会は一切不可なのです
したがって面会不可になる前に会った12月から2か月ぶりぐらいなわけです
12月に病院で見た叔母の姿は完全に寝た切りで顔も「えっ!」と言ってしまいそうなぐらい一機に老けた印象だったのです
が今日車椅子にのっているとは言え叔母の顔は入院前と変わらないぐらいに戻った様に見えたのでした
介護タクシー付き添い班と荷物運搬マイカー班の2班に再び別れていざホームへ小一時間のドライブ、無事ホームへ到着、例のホーム長も出迎えてくれました
え、ホームの食事ってマジすげー
叔母の部屋は結構広い、というかこのホームは全室個室でどれも結構広い、7帖のワンルームマンションサイズだけどバスユニットとキッチンが無い分トイレ洗面がその分広々とした部屋をイメージしてもらえばいいかな
早速カーテンやらテレビやら布団、衣類やらをセットして行こうとするも早速トラブル
カーテンが無い!、どうやら家に忘れたようだ
テレビ台兼タンスがない!、どうやら注文するも今日は間に合わなかったようだ
まあこれぐらいはよくある事さと気を取り直しセッティング
とりあえずテレビは床置きのままだがとりあえずきちんと映るように配線完了
衣類やらは備え付けのクロゼットの棚に一旦狩り置き
カーテンはここからクルマで10分の母のマンションまで後で取に行けばいいさ
一段落したところで早速叔母のホームでの初めての食事が部屋に運ばれてきた
コロナ対策で叔母は入所から3日間は食堂には行ってはいけないのだ
運ばれてきたお昼の食事、そのトレーの上に広がる美しい光景に私と兄貴は息を飲んだ
何故っておしゃれで豪華なのです
豪華っていっても量がそんなに多いわけではありません、品数と盛り方、食器、そしてもちろん献立の中身の良さが全体を豪華に見せるのです
なんと量については病院からの情報を反映して半減にしてくれたそうです
「え!見た感じ自分がお昼として食べてもあれの倍は無理かも」と思わせる品数にびっくり
叔母の食べるものをあまりじっくり観察するのもなんだったので献立の詳細は書きませんが私の中である思いが沸き立ってきますよ
「このホームって健常な状態で入ったならこの世の天国にちかいかもしれない」
こんな邪な考えはいかんぞ!我に返らねば
ふと兄貴に目をやるとどうやら兄貴の奴も似たような事を思ったのか備え付けの今月の献立予定表を食い入るように見ていた(兄弟の考えは似たようなもんよ兄貴、読めてるぜい)
そんなこんなで無事完遂
その後叔母には少し部屋でのんびりテレビでも見ててもらって我々も外で食事して細かい不足品の買い出し、忘れたカーテンをとりに帰ったりして再び叔母の部屋へ
残念ながらカーテンはちょっとタケが短かった失敗、けどまあみんな慰めてくれたのでテヘペロ
その後叔母とケアマネージャーさんとの面談やら一通りホームでやるべき事も終わった
我々は後はホームの方々にお願いして帰宅することを告げると流石に初日でまだ不慣れなホームにひとり残される叔母はかなりさびしそうだった
「また明日くるからね」の母の言葉に叔母は相当救われたのだろう
考えれば骨折して入院してそのまま自宅に帰る事なくホームに入るのだ、生活環境の突然の激変もいいとこなのだ、心細くないはずは無い
こんな時自分の子供がいればもう少しホンネをぶつけられるものなんだろうな、まあこれは完全に明日は我が身の事なのです
叔母や母と分れ小一時間のドライブを経て実家に帰ったら何だか急に疲れが
まあ大筋は上手くいった安堵の中、兄貴とカンパ-イしたビールはとっても美味しかったのでした
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