セミリタイア後の定番コース=ブログ収入+株式トレード(但し成功の保証は無い)
この現実をどれだけの現役サラリーマンが認識しているのでしょうか。これを知ったら 誰もが思うのは・・「一体どれだけの人が成功するのだろうか。自分は成功できるのだろうか。」・・ではないでしょうか。セミリタイア生活への淡い憧れ・・この体験談を読んだら木っ端微塵に砕かれるかもしれません。
現役サラリーマン憧れのセミリタイア生活 そこに本当に夢はあるのか
1. 知らなかった・・・意外にかかる退職後の固定費
始めに申し上げますが、筆者はまだ現役サラリーマンです。しかしながら上の目次の1から3までは会社は辞めるのは踏みとどまったけれども筆者の実体験です。
今の会社を辞めようと本気で思ったら考える事。 それは「次にどうする?」です。40代までなら素直に転職を考えるでしょうが50代となるとセミリタイア突入を目指す人も多いのではないでしょうか。筆者もその内のひとりでした。
この時点ではセミリタイアをかなり甘く見ていました。「今ほどフルに働かなくても、少し気楽な仕事を週に3~4日やって行けば何とかなるさ。所詮独り者だし。」
次にお金の算段を始めます。インターネット上には退職後のハウツー記事が溢れていますので情報は直ぐに集まります。健康保険、国民年金、住民税、所得税と今まで天引きだったからあまり意識していなかったお金が毎月/毎年かかる事を知ります。筆者の場合はどう節約しても月20万は必要でした。
2. 甘かった・・・見つからない「気楽な仕事」
月20万必要・・・無収入ではどうやっても年金の出る65歳までお金が持たない(要2800万円)。現時点の貯蓄はある方だと思っていたのに意外と厳しい。しかも65歳で年金がフルに出るようになってもそこで貯金使い果たしのゼロ円では老後は終了らしい。とにかく収入必須な事は解ったので、今どきの求人事情とはどんなものなのか調べておこう。
退職願い用の便箋と封筒を買った帰りに早速ハローワークへ行くと、記入した登録カードを見ながら職員の方が希望に沿いそうな求人をモニタに映し出してくれました。月30万円の事務職で自宅からも近い。あれ、意外と世の中それほどせちがらいものでもないか?。これ、いきなりいいんじゃない?ここで少し緊張の糸が緩みます。
職員の方 「まだまだ他にも求人は沢山在りますのでご自分で探してみて下さい。この番号のパソコンでどうぞ」 と言う事になり先ほど教わった検索方法を思いだしながら探し始めます。
すると、どうでしょう。先ほど職員の方がサッと出した求人。それに匹敵する 「これも良いかも」 と思えるような求人はとんと出て来ません。ざっと3時間は探し続けましたが、どうしても有りません。
・・・・・・・悟りました。職員の方はプロだったのです。あたかも偶然にサッと出した様に見せて、カードの情報と筆者の人間模様を観察した結果から一番受けの良いであろう求人を出したのです。筆者に少しでも希望と意欲を持たせる為に・・。でも恐らくこの求人は実際に面接に行ってもほぼ通らない・・・・
この経験1回で、「もうハローワークには行きたくない」 この気持ちが支配的となりました。
ハローワークがだめなら次は何だ?自宅に帰りインターネットで探し始めます。目を引くのは「低リスクで開業するならクラウドワークがお勧め」という論調の記事です。記事のリンクに従いクラウドワークの最大手のサイトへ。
昼のハロ-ワークに続き夜になってもクラウドワーク求人情報を探しまくりとなります。探してみた結果、結局ここはIT技術者でないならば専門的な職は無い。素人歓迎の仕事にするしかなく、それは内職に近い様な仕事ばかりでした。筆者ができそうなもので唯一、目を引いたのは 「指定するテーマでライター募集。ひと文字単価0.1円」 というものでした。また、この手の求人はやたらと数が多い。
3. それでも・・・ブログ収入と株に期待で夢を見続けよう
クラウドワークのサイトは最後の希望とばかりに数日に渡り訪れました。そんな中、ふと寄り道した他のサイトで「ブログ広告収入で月収20万はザラ」なる記事を見つけます。ここでクラウドワークのサイトに「ライター募集」が何故あんなに多かったのかの答えを見いだします。そう、あれはブログ記事の外注だったのです。それも超のつく激安単価での・・・・。(ひと文字0.1円て・・・・)
ここまでいろいろ回り道をしてきましたが、筆者もついにセミリタイア希望者・定番コースの一角である「ブログ広告収入」という「甘いささやき」に辿りついてしまったのです。
一般的にはブログ広告収入コースよりも株トレードコースのほうがより多くの人が辿りつく最後の「甘いささやき」の様です。筆者はもともと株式投資はしていたので株コースでの「甘いささやき」には乗る訳はないです。(15年も酸いも甘いも味わってます)
で、株のほうはいつも通りのボチボチとして、ブログの方はどうなのかと申しますと・・・・・全然まだまだです。収益どころかPVどころかそもそもアクセス自体がありません。「能書きたれるのは100記事書いてからだ」と仰る先輩方の言葉を信じる以外は望みはありません。(この記事17記事目)これでもし本当に会社を辞めている状態だったなら・・・・・(現在はお蔭様で多少頂いてます。)
4. そして・・・??????
ここまで来て、セミリタイアに対する憧れはほぼ無くなりました。改めて会社に所属していることの有りがたみが以前よりずっと良く解かってきました。絶対に来月も給料がもらえるのです。一時は本気で辞めようと思った理由だって独りで勝手に全てを自分が背負い込もうとしていただけであって、自分の考え方次第では仲間に任せたり頼ったり責任を分担してもらったりすればいいんだ・・・。
そして、思いもよらぬセミリタイア擬似体験までする事ができました。でもこのブログは折角始めたのでこれからもずっと続けていきます。
コメント すみませんが海外スパムが大変多い為手動認証してます。基本、日本語のコメントは全て認証します。