インフレーション理論の謎

この宇宙はビッグバンに始まり急激なインフレーションを経て現在にいたる。今主流の宇宙感ではあるがまたしてもシロウト筆者には謎が残るのであった。

132億光年先の最古の銀河を発見

132億光年先の最古の銀河を発見したという記事を見たことがある。

宇宙の年齢は138億歳とされている。つまり発見された銀河は宇宙が生まれてから6億年しかたっていない時に既に星々の大集団である銀河にまで成長した最古クラスの銀河なのだ。

だが今回の本題はそこではない。

なぜそう都合よく132憶年前の光が届いた瞬間に今居合わせていられるのか。

これが本題である。

筆者が何を言っているのか良く分からないという方も多いでしょう。なのでこれから詳しくご説明します。

それはインフレーションにより実現した

まず記事冒頭のおさらい

「この宇宙はビッグバンに始まり 急激なインフレーションを経て現在に至る」

この急激なインフレーションがあったからこそ今私たちは132億年前の光を見る事ができる訳だ。

私たち地球や太陽は46億歳の若造だが、その住所は光よりも早い速度で空間膨張した過去を持つ場所柄なので、私たちが生まれる前の大先輩の光が 、のこのことようやく132億年かけて届いているのだ。

それってあまりにも都合がよすぎないか

ここで最大の筆者の感じるご都合主義なポイントとは

かつてのインフレーションにより 、今私たちのいる場所の拡がりが、宇宙の年齢138億歳と光の速度で換算すると偶然にも同じぐらいだという点だ。

つまりこうだ。

宇宙はビックバンからまもなくインフレーションを起こし急激に膨張しほぼ今現在と同じぐらいの大きさになった。この時すでにその大きさは138億光年に近かったいう事だ。

その後百何十憶年も歳月が流れ宇宙が138億歳になった時ちょうど年齢と大きさが同じぐらいに揃った。

そして偶然にも、まさにその瞬間に私たちは高度な文明を築き今ここにいる事になるのだ。

それってあまりにも都合がよすぎないだろうか

これより以下は5月10日の加筆

と思ったら現在の宇宙は470億光年にも広がっているらしい

そもそも現在の宇宙が加速膨張しているというのが、どうしても納得できない筆者はいろいろとインターネット上を調べていたところ、現在の宇宙は470億光年にも広がっているという記事に行き当たった。

これならば、筆者の抱くご都合主義に過ぎるという謎はなくなる訳だ。

ところが、そうなると別の謎が湧き出てくる。

冒頭の 132億光年先の最古の銀河 との距離はすでに464億光年近く離れているのだ。

その光が138億歳しかない宇宙の年齢にして既に私たちの地球に届いた事になる。

光は1年で1光年しか進めないのに464億年の距離をわずか132億年で届いたという事はありえない。

・・・ここは冷静になってよくよく考えてみる。

今現在の宇宙が470億光年の拡がりをもつというのは地球から今132億年先の最古の銀河として見える銀河が今現在は464億光年先付近にまで遠ざかっているだろうという事なのだ。

つまり470億光年の拡がりとは、決して見渡す事はできないけれども、この全宇宙を外部から一望できたならこの大きさですよという事だ。全宇宙を宇宙の外部から全箇所の同時性をもって見るなど不可能この上ない事ができたとしたらなのだ。

しかしこの前提と実際の発せられた光の運動は全く関係が無かった。

つまり132憶年前に発せられた光は発した銀河自身とは別の動きをしたのだ。

発せられた光の方は発せられた後の宇宙の膨張を無視して地球まで届いたのだ。

但し完全に宇宙の膨張を無視しきれた訳ではなくそのスペクトルに宇宙膨張分の赤方偏移という痕跡だけは残った。

まあこの解釈も光は波であって粒ではないという前提でややご都合主義な気もする。

また筆者の理解が進んだなら加筆します。

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