2番底値をPBRから探ってみた

先期2020年3月期決算発表では今季2021年3月期見通しの発表を見送る企業が続出の雲行きだ。そんな時の参考指標のひとつにPBRがある。

JPXのサイトから東証1部連結ベースの月足PBRデータを取得して、PBRの面から2番底の底値について探ってみた。

データの詳細について

JPX(日本取引所グループ)が公開している)PBRのデータは4種類(連結単純・単体単純・連結加重・単体加重)あるが今回は2008年からデータのある連結単純を使用した。

対象は東証1部。

で早速グラフにしたのが下図である

期間は2008年1月から2020年4月までだ。

月足なので月末時点の値である。従って今回のコロナショックで一瞬PBR、0.8倍まで行ったのは表現されていないので注意。

リーマンショック時のPBR

期間を2008年1月からとったのは、もちろんリーマンショック時との比較をする為だ。

2008年1月~2010年3月あたりがサブプライム問題からリーマンショックへとつながるショックの影響が大きかった期間だ。

この期間で東証1部のPBRは底値0.7倍に達している。最も上げている時でも1倍がやっとである。

これはかなり深刻な低迷だと断言できるレベルだ。

その後2010年4月以降も東京市場は低迷を続け、恐ろしい事に底値0.7倍を何度もつけた上2013年3月まで1倍を超える事もできなかった。

ただしここまで低迷が長引いたのは2011年3.11の東日本大震災や、政権が民主党だった等の要因も加わっているのはご承知の通りである。

とものは今回のコロナウイルスショックがここまで長引くとは思っていない。(思いたくない)

見えてくる今相場の2番底の水準

今度は今相場について見て行こう。グラフの一番右端が2020年4月だが、何とまだPBR1倍を保っている。

(先ほども書いたが1番底でPBR、0.8倍まで行ったのは表現されていないので注意。 )

一目、明らかにリーマンショック時に比べてまだまだ株価は高い水準にある。厳しいところまで織り込んだのは1番底に至った瞬間(0.8倍)だけなのだ。

とものはこれで新型コロナウイルスショックの株価への影響は終了したとはとても思えない。

もし当面の相場のレンジがリーマンショック時と同じ(0.7倍から1倍)だとすると

高値は4月30日の2万円超えが最高値であろう

安値は14000円程度と計算できる。これが恐らく大底になると思われる。

ただしこの安値になるには、今後金融機関の破綻が起きたり、新型コロナウイルスがさらに狂暴化した上で第2次パンデミックの兆候が起きる等のレベルの悪いことが必要かもしれない。

その様なレベルの悪い事が起きなかった場合はPBR 0.8倍あたりの「1番底と同水準」あたりが2番底の有力な推定値ではないだろうか。

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