世間の言う2番底は新型コロナウイルスの比較的早期収束後にやってくるのではないかというひとつのストーリーが浮かんできた。
考えてみれば、今はG20で協調して政府、中央銀行による最大限の緊急特別対処をしているのだ。
この政府、中央銀行の最大限の緊急特別対処というのは、あくまで新型コロナウイルスの莫大な影響に対処する為である
その原因が収束したと判断されたならばどうなるか。
そう、スクランブル体制はとりあえず終息させ、正常な範囲の緩和体制に持っていこうとするはずである。
FRBのジャンク級CLOでも買い取る処置などはスクランブル体制の最たるものだ。
新型コロナウイルス収束にともないFRBがジャンク債の買い取りは中止すると発表した時、市場に混乱がおきる可能性は高いのではないだろうか。
しかしその段階でCLOの問題が表面化したとしても、それは流石に各企業の自己責任とされるのだ。
いつまでもFRBがジャンク債まで買い取ってくれると思っていたなんて通用しないのである。
市場はまだ、新型コロナウイルスさえ終息したなら全てがよくなるはずだと思い込んでいる。
いま現在の相場の落ち着きの全ては米国を中心とした各国政府、中央銀行の超法規的とさえいえるレベルの保護によるものなのだ。
そう考えると、やはりまだまだ本格的な買いはとてもできない。
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